ネットワーク機器を削減したい

VMware NSX Portal | ネットワーク機器を削減したい

増える一方のネットワーク機器。その管理はとても大変

あらゆる業務の情報化が進み、またモバイルワークなどワークスタイルが多様化する中で、システムは増える一方です。システムが増えると、それぞれのシステムに付随するネットワーク機器も増加します。せっかく仮想化でサーバなどのハードウェアは集約することができたのに、用途ごとに設置した物理ネットワーク 機器は増加する一方で、サーバーラックはネットワーク機器やケーブルだらけの状態となっていることも珍しくありません。

ネットワーク機器の数や種類が増えると、それに伴いさまざまなコストが増えていきます。ハードウェアコストやライセンスコストはもちろんですが、いくつもの機器の管理の仕方を覚えるための学習コストや、データセンター内のスペースや、電源、空調にかかるコストも無視できないレベルです。

また、システムの変更の際には、関係する全てのネットワーク機器を手作業で一つ一つ設定しなくてはならず、多大な時間が必要となります。また、システム毎にネットワーク機器が設置されているため、管理もバラバラなことが多く、変更も加えにくいという問題もあります。システムを停止する必要がある場合は、システム管理者は深夜、土日の作業を強いられることが多いのが現状です。

ネットワーク機器は増える一方、その管理は困難に

VMware NSX で、ネットワーク機器がいらなくなる!?

仮想ネットワークを実現するVMware NSXの機能の一つの“NSX Edge Services Gateway”は、これまで物理ネットワーク機器が提供していた各種ネットワーク機能を、ソフトウェアで提供します。物理ネットワークではシステムごとにネットワーク機器が必要でしたが、NSX Edgeは仮想マシンとしてその機能を再現するので、ロードバランサやファイアウォールなどの物理ネットワーク機器と置き換えることで、ハードウェアコストを削減することができます。また、NSX Edgeは、NSXライセンスに追加費用なしでいくつでも利用可能なため、ライセンスコストも削減することができます。

NSX Edgeは仮想マシンなので、急なネットワークシステムの増加にも、ラックスペースの空きやライセンスを気にすることなく、NSX Edgeの設定変更ですぐに提供することができます。

NSX Edgeでネットワーク機器を大幅に削減

ネットワークもサーバもVMwareで統合管理

サーバもネットワークもVMware製品で仮想化しシステムを統合すると、一つのGUIからサーバ管理とネットワーク管理の両方を行うことができ、サポート窓口を一本化することができます。また、システム管理者は複数の機器の設定を覚えたり、膨大なルールを管理するといった作業から解放されます。これは限られた人員で効率的にシステムを管理することができると同時に、ネットワーク変更やトラブル発生時にかかる作業時間を減らすことにつながります。

ネットワークもサーバもVMware製品で仮想化

第3回では仮想ネットワークの変更について紹介します。もうVMにIPアドレスを再設定して回る作業などは必要ありません↓