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FAQ

一般的なご質問

仮想化とは
サーバやパソコンは、CPU・メモリ・HDD・ネットワークカード等のコンポーネントから構成されています。これらCPU等のコンポーネントを物理サーバやパソコンの内部で仮想的に作り、複数台の仮想的なマシンを同時に稼働させられるのが仮想化技術です。仮想マシンには、大きく3つの特徴があります。

互換性
仮想マシンは、物理マシン同様のCPUやメモリ等の仮想的なコンポーネントを保有し、これらは一般的なx86 OSやアプリケーション、デバイスドライバ等と互換性を持ちます。そのため、X86 の物理マシン上で実行できるソフトウェアは、仮想マシン上でも同じように実行する事ができます。

分離

仮想マシンが使用する仮想CPU等のリソースは独立し、互いに影響を与える事がありません。例えば1台の物理サーバの中で4台の仮想マシンが稼働している際に、1台の仮想マシンがクラッシュしても、残り3台の仮想マシンには影響を与えません。

カプセル化

仮想マシンを構成する仮想CPUや仮想メモリ、内部にインストールされたOS等は全て1つのファイルとしてパッケージングされます。これをカプセル化と呼びます。カプセル化された仮想マシンは物理的なハードウェアから完全に分離され、通常のファイルとしてコピーし別のサーバ上で稼働させたり、仮想マシンのファイルごとバックアップを取得したり、ファイルをコピーするだけで全く同じ構成の仮想マシンを複製する事等が可能になります。
サーバ統合とは
昨今のハードウェアの性能向上により、稼働させるアプリケーションに対し、物理サーバのスペックが過剰なケースが多く見られるようになってきました。物理サーバをアプリケーションごとに用意すると、リソースの使用率が数%程度であるのに対し、立てたサーバの分だけハードウェアの費用やスペース、電気代がかかり、とても効率が悪くなってしまいます。

しかし一台の物理サーバ内に複数の仮想サーバを立てる事で、物理サーバのリソースをフルに使い切る事ができ、余計な物理サーバを購入する必要が無くなり、管理するサーバ台数も減らす事ができます。このようなソリューションを、サーバ統合と呼んでいます。また、仮想サーバはカプセル化により、異なる物理サーバ上をネットワークを介して自由に移動できるため、物理サーバの故障等が起きても迅速に復旧する事ができる・簡単に同じ環境のマシンを複製できる等、サーバ運用に対する多数のメリットがあります。

該当製品 ・・・ VMware vCenterVMware vSphere

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デスクトップ仮想化とは
物理デスクトップマシンを仮想化し、1台の物理サーバ上で統合管理する技術を、デスクトップ仮想化と呼んでいます。各ユーザはシンクライアントからリモートで、各ユーザアカウントに紐づいた仮想デスクトップマシンにアクセスして利用します。

これにより、各ユーザの手元には何もデータは残らず、デスクトップマシンの紛失や情報漏洩を防ぐ事ができます。また、データは全て遠隔のサーバ上にあるため、ネットワークさえ繋がっていれば、どこからでも業務を遂行できます。逆にオフライン環境の場合は、管理者の許可があれば仮想デスクトップそのものを外部へ持ち運ぶ事もでき、様々なワークスタイルに応用できます。さらに各仮想デスクトップのアプリやOSのパッチ適用を一元化したり、新入社員用の新しいマシンを用意する際もボタン一つでクローンを作成できる等、運用管理を非常に簡素化する事ができます。

該当製品 ・・・ VMware Horizon View (旧VMware View)
アプリケーション仮想化とは
通常、Windowsアプリケーションは、インストールした際にWindowsのレジストリ情報等と紐づいてしまうため、対応したWindows以外では動作せず、インストールしたアプリケーションをそのまま他のWindowsへ持ち運ぶ事はできません。このような問題をクリアするため、アプリケーションの動作に必要なレジストリ情報・DLL等のランタイム・独自のOS等とアプリケーションデータをまとめて、一つのexeファイルとしてカプセル化する技術を、アプリケーション仮想化と呼んでいます。

カプセル化されたアプリケーションはそれだけで動作が完結しているため、インストール不要でどこにでも持ち運べ、本来対応していないバージョンのWindows上でも動作させる事が可能になります。また、各カプセルは独立しておりレジストリ情報を参照しないため、複数のバージョンの同じアプリを同時に利用できます。古いアプリケーションの延命や利便性の向上、バージョン毎のプログラムの検証等、様々な用途に活用できます。

該当製品 ・・・ VMware ThinApp
導入事例はどのくらいありますか?
弊社の導入事例は こちら にて公開してお ります。 また、VMware社のサイト でも国内外の事例を公開しております。
VMwareの利用に適さないシステムやアプリケーションは?
特定のハードウェアに依存する特殊なアプリケーション(パラレルポートやシリアルポートを利用するドングル等)や、極端にI/O負荷の高いデータベース等は仮想化に適さない場合があります。しかし通常のデータベースであれば問題なく仮想マシン上で動作可能ですので、本番利用前に 評価版 でお試しいただく事を推奨致します。

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仮想化でどのくらいコスト削減できますか?
物理マシンを統合する台数や、仮想マシンに割り当てるリソース配分によって異なるため、一概に申し上げる事はできません。弊社および弊社のパートナー様にて、コスト削減診断のサービスを行っておりますので、具体的な案件がございましたら、お気軽に 弊社窓口、またはお取引先の VPNパートナー様 へご相談下さい。
VMwareを触ってみたいのですが、評価版やハンズオントレーニングはありますか?
はい、全てのVMware製品には評価版が用意されております。こちら よりご利用下さい。
また、弊社では東京・大阪にて無償で vSphere および VMware Horizon View (旧VMware View) の ハンズオントレーニング を開催しております。仮想化にご興味のある方はぜひご参加下さい。
※大阪開催分については、VPNパートナー様のみお申し込みいただけます。
製品版と評価版の機能の違いはありますか?
製品版と評価版の機能の違いはございません。なお、複数のエディションがある製品の評価版については、最上位のエディションで動作致します。(例えば vSphere の評価版は、最上位のvSphere Enterprise Plusエディションとして60日間動作します。)
評価版を利用した後、製品版に切り替える事はできますか?
全てのVMware製品は、ライセンスキーを入れ替えるだけで評価版から製品版へ切り替える事が可能です。アンインストールや再起動は必要ありません。ただし、評価版は最上位のエディションとして動作致しますので、下位エディションの製品版のライセンスと入れ替えた場合、差分の機能は利用できなくなりますのでご注意ください。
他の仮想化製品とはどのような違いがありますか?
VMware社のサイト にて、比較表が公開されております。
○○○○のアプリケーションはVMwareに対応していますか? また、利用実績はありますか?
サードパーティ製アプリケーションのVMwareへの対応状況については こちら、および VMware社のサイト にて公開しておりますので、ご確認下さい。
仮想化した後の運用が不安なのですが、トレーニングや説明は受けられますか?
はい、弊社では案件に応じて、仮想化後の運用に関するトレーニングや製品説明を有償にて承っております。オンサイトやオフサイト、トレーニングの日数調整、運用手順書の作成など柔軟にご対応させていただきます。ご希望のお客様は 弊社窓口 よりお問い合わせ下さ い。

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