VMware NSX Portal | 生活の木様
社内クライアントをVDI化し運用効率化&セキュリティ強化
※本ページは抜粋版となります。
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設立 | 1955年9月1日 |
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資本金 | 1000万円 |
URL |
http://www.treeoflife.co.jp/ |
業種 | 製造小売業 |
事業概要 | エッセンシャルオイル、アロマ、ハーブ、スーパーフード等の製造販売を手がける。 |
ハーブやアロマテラピーのパイオニア企業として、多彩な商品群を提供し続けてきたのが生活の木だ。同社では本社/岐阜工場の業務システム群を仮想化するなど、各種ICT基盤の環境整備にも力を注いできた。さらに今回、本社並びに全国約120ヶ所の店舗で稼動するクライアントPCのVDI(仮想デスクトップ基盤)化に着手。同社 経営管理室室長 水上 康弘氏はその背景を「まず一つ目はクライアント運用管理の効率化です。従来は約300台のクライアントPCを2年ごとに更新しており、その運用に多くの工数が掛かっていました。また、もう一つの課題が情報セキュリティの強化です。当社では海外企業との取引も多く、英文メールのやりとりなども珍しくありません。標的型攻撃などのリスクも高いため、万が一の感染などによる被害を最小限に抑えられるようにしたかったのです」と振り返る。
マイクロセグメンテーションに着目しNSXを導入
こうした課題を解消するソリューションとして導入されたのが、デスクトップ仮想化製品「VMware Horizon」(以下、Horizon)とネットワーク仮想化製品「VMware NSX」(以下、NSX)である。水上氏は製品選定のポイントを「今回は本社/岐阜工場の仮想化基盤の刷新とデータセンター移行も同時に実施しており、そちらの環境でもVMware製品群を全面採用しています。VDI基盤も同じVMware製品にすれば運用を一元化できますし、信頼性・安定性の向上も期待できます」と説明する。
また、同社のITパートナーであるリコージャパンの細川 卓矢氏も「VDI環境内の状況監視についても、仮想化基盤監視ツール『VMware vRealize Operation for Horizon』で対応が可能。また高速な画面転送プロトコル『PCoIP』も利用できるため、快適な業務環境が実現できると考えました」と続ける。
さらに、NSX最大の特長である「マイクロセグメンテーション」も大きな決め手になったとのこと。運用管理の効率化が図れるだけでなく、セキュリティ面でも大きな効果が見込める。大量の仮想デスクトップを展開しようとする同社にとって、この特長は非常に魅力的であった。
「ただし、一部のクライアントについては、ライセンスの関係でユーザーとデスクトップを固定的に紐付ける必要性が生じました。そこで今回は、Horizonの新アプリケーション配信機能『VMware App Volumes』で解決を図っています」と細川氏は説明する。
導入前までの経緯 | 導入後期待される効果 |
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運用管理工数を大幅に削減 将来的なSDNの実現も視野に
新たなVDI基盤が真価を発揮するのは、まだまだこれからが本番だが、既に様々な導入メリットも見え始めているという。「たとえば、店舗のクライアントに障害やトラブルが発生した場合、従来は本社への回収や修理作業、拠点への再配送などで2~3日掛かる場合がありました。しかし、現在では、VDI上に業務環境が集約されていますので、速やかに代替機を発送するだけで済みます。これにより、業務復旧時間を格段に短縮することができました」と水上氏は力強く語る。新たなスタッフが増えた際なども、従来のように個別PCごとに環境を作り込む必要がなくなったため、大幅な効率化・省力化が図れているとのことだ。
また、もう一つの懸案であったセキュリティについても、NSXの導入により大幅な改善を実現。「NSXを利用すれば、仮想デスクトップを利用する各ユーザーのセキュリティ設定なども、ADと連携して一括で行うことができます。安全性向上はもちろん、運用管理の効率化を図る上でも非常に役立っていますね」と細川氏。また、水上氏も「今回の目的であるセキュリティ対策だけでなく、将来的にはSDN(Software Defined Network)の実現に向けたツールとしてもNSXの活用を進めていきたい」と続ける。
「今回の目的であるセキュリティ対策だけでなく、将来的にはSDNの実現に向けたツールとしてもNSXの活用を進めていきたい」 (株式会社生活の木 経営管理室室長 水上氏) |
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「安全性向上はもちろん、運用管理の効率化を図る上でも非常に役立っていますね」 (リコージャパン株式会社 マネージャー 細川氏) |
VDI基盤に導入されたVMware NSX。
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