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導入事例  : 株式会社ライブドア

2009年10月13日

ホスティングサービス「DATAHOTEL」のレンタルプランに
「Equalizer」を採用
高いサービス品質とコスト削減を両立

詳細な資料はこちらからPDF(1.3MB)

インターネット関連事業を手がける株式会社ライブドア様(以下、ライブドア)では、フルマネージド・ホスティングを中核としたデータセンタサービス「DATAHOTEL」を展開しています。
このサービスでは、データセンタのファシリティだけでなく、運用・保守までをトータルに提供。企業はインフラ関連の業務に煩わされることなく、本業だけに集中できるようになります。
さらに同社では、2009年10月より、ネットワーク機器のレンタルプランも提供開始。そのコンポーネントの一つに、ネットワールドが提供するCoyote PointSystems社のロードバランサ「Equalizer E350GX」を採用しました。これにより顧客企業の成長を支える高品質なサービスを、低コストで提供することに成功しています。

株式会社ライブドア 柴田氏

株式会社ライブドア
ネットワーク事業部
営業部 営業推進課
柴田 岳一 氏

 

株式会社ライブドア

本 社 : 東京都新宿区歌舞伎町2-16-9
設 立 : :2007年4月
URL : http://www.livedoor.com/
事業概要 : メディア事業、ネットサービス事業、ネットワーク事業などのインターネット関連事業を手がける。 月間23億PVを誇るlivedoorポータルをはじめとする個人向けサービスのほか、法人ユーザを対象としたデータセンタサービス「DATAHOTEL」を展開している。
国内有数のポータルを支える技術を法人向けサービスへも展開

ビジネスを発展に導く原動力として、また、快適な暮らしを支えるツールとして、我々の日常生活に欠かせない存在となったインターネット。市場においても、企業向けや個人ユーザ向けの新たなサービスが次々と生まれている。こうした中、先進技術と多彩なサービスで業界をリードし続けているのがライブドアだ。
数ある同社のサービスの中でも、特に広く知られているのがポータルサイト「livedoor」である。livedoor ニュースやlivedoor Blogをはじめとする充実したコンテンツは、インターネットユーザの圧倒的な支持を獲得。月間の利用者数は約2200万人、ページビューは23億にも達するという(2009年8月現在)。
さらに同社では、このポータルサービスで培った技術力とノウハウを、法人ユーザ向けにも展開。データセンタサービス「DATAHOTEL」として提供している。このサービスの最大の特長は「フルマネージド」に特化している点だ。ライブドア ネットワーク事業部 営業部 営業推進課 柴田 岳一氏は「データセンタ事業を手がける企業は国内約150社と言われますが、その多くが単なる場所貸しや運用代行に留まっています。「DATAHOTEL」はそうしたものとは根本的に異なり、データセンタのファシリティから日々の運用、障害対応まで、トータルなサービスをご提供しています」と説明する。
たとえば、他の事業者の中には、1ヶ月あたりのサーバの電源オン/オフ回数に制限を設け、それを超えると超過料金を請求するところもある。しかし、「DATAHOTEL」では、契約時に決めた月額費用以外は不要であり、こうした対応の際にも追加コストが嵩む心配がない。柴田氏は「年間の予算計画が立てやすいとお客様からも好評です」と続ける。しかも、肝心のサービス品質についても、同社ポータルの月間23億PVを支える技術力をそのまま活かすことで、業界トップクラスを実現。「他社データセンタを使われていたお客様が、品質に不満を抱いて「DATAHOTEL」に移ってこられるケースも少なくない」(柴田氏)というのも大いにうなずける。

新たに開始したレンタルプランに「Equalizer E350GX」を採用

同社では2009年10月より、「DATAHOTEL」のユーザを対象としたネットワーク機器のレンタルプランを開始した。このレンタルプランでは、ファイアウォール、ロードバランサ、スパムブロック、IPSの4つのカテゴリにおいて、それぞれ機器のレンタルを行う。
柴田氏は、今回のサービスを開始した背景を、次のように説明する。「2008年末頃から、世界的な経済不況のあおりを受けて、IT投資を控えるお客様が急増してきました。もちろん、お客様としても、自社のサービスを伸ばしたい気持ちは非常に強い。しかし、ネットワーク機器の初期投資に廻せる予算が確保できないのですね。そこで我々としても、何かお役に立てる方法はないかと考え、今回のレンタルプランの提供に踏み切ったのです」(柴田氏)。
このレンタルプランにおいても、「DATAHOTEL」の特長である「フルマネージド」の精神がそのまま貫かれている。万全の障害対応体制を敷くと同時に、ハードウェア故障に備えて予備機も常備。柴田氏は「万一故障が発生した場合は、迅速に予備機に交換すると同時に、設定作業と復旧確認まで行います」と説明する。また、この他に、ネットワークを熟知したエンジニアによるコンサルティングなども受けられるとのことだ。
顧客企業のビジネスを支えるサービスだけに、レンタルプランに採用する機器についても充分な検討が行われた。その結果、ロードバランサ分野で選ばれたのが、ネットワールドが提供する「Equalizer E350GX」だ。「ロードバランサについては、大規模・多機能を追求されるお客様と、コストパフォーマンスの高さを追求するお客様に二分化する傾向があります。特に、後者のお客様については、低コストで性能に優れたEqualizerをご提供するのがベストと判断しました」(柴田氏)。

性能・信頼性を高く評価 ネットワールドのサービスも貢献

もともとEqualizerについては、以前から顧客向けシステムなどで利用してきた経験があった。今回の採用にあたっては、その実績も高く評価したという。「いくら技術力に自信があると言っても、社内で運用実績のない製品をサービスに採用するのは少々リスクが高い。その点、使い慣れたEqualizerであれば、安心してお客様に提供できます」と柴田氏は語る。 しかし、それでも念には念を入れて、サービス開始前には徹底した事前検証を実施。約1ヶ月間にわたって、負荷テストなど様々なテストを行ったという。「その結果、性能や信頼性についての問題がないことが改めて確認できました」と柴田氏。こうした点からも、同社のサービス品質に対する強いこだわりが伺える。
製品選定の過程では、ネットワールドの支援も大いに役立った。柴田氏は「プロジェクト開始からサービスインまでの期間がかなり短かったので、製品の候補選びや機能比較などの作業をネットワールドに手伝ってもらいました。おかげで非常に助かりましたね。お客様に対してスピード感のあるサービス提供を行っていく上でも、ネットワールドのようなパートナーの存在が欠かせません」と語る。
インターネット系のサービスでは、ビジネスが短期間に急成長するケースも少なくないだけに、機器の供給体制も重要なポイントになる。実際に同社の顧客でも、1年半でシステム規模が26倍になった例があるという。「その点ネットワールドはEqualizerの総代理店ですから、こうした際の安心感も高いですね」と柴田氏は語る。

「技術のライブドア」として顧客企業のビジネスを支え続ける

本取材はレンタルプランのサービス開始から約1ヶ月後に行われたが、その時点でも既に多くの案件が動き始めていた。柴田氏は「Equalizer E350GXのメニューは、初期費用15万円、月額費用13万円(税抜)とリーズナブルですから、お客様からの評判も上々ですね。『高い』と言われたことは、ただの一度もありませんよ」とにこやかに語る。
また、レンタルプランを加えたことで、今までにない動きも現れてきた。元々は「DATAHOTEL」を契約中のユーザを対象として始めたサービスだったが、最近では逆にレンタルプランを利用するためにサーバを預けたいという新規ユーザも増えてきたのだ。レンタルプランは、ネットワーク機器や日々の運用管理を一括アウトソーシングしたいという潜在的なニーズを見事に捉えていたのである。
同社では優秀なエンジニアを数多く抱えているため、業界ではしばしば「技術のライブドア」と呼ばれている。「今後もこの技術力をお客様のビジネスに活かすための取り組みを積極的に推進していきたい。特にネットワーク分野で専任のエンジニアを抱えている企業は少ないので、当社がお役に立てる部分も多いはず」と意気込み語る柴田氏。Equalizerとネットワールドのサービス・サポートも、さらなる飛躍を目指すライブドアの活動をしっかりと支えていく。

株式会社ライブドア 構成例

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