[Deep Security] or [Server Protect] 最適なのはどちら?
製品選定ポイント

ライセンス管理
Deep Securityはライセンス管理がシンプル!
Server Protectは1本ずつライセンスの購入、更新管理が必要です。単年での購入となるため、ライセンス管理が煩雑になりがちです。
Deep Securityは複数本を1つのライセンスIDで管理することが可能です。複数年の一括契約も可能です。
例)5ライセンス分購入した場合
チェック項目 | Server Protect | Deep Security Agent | |
---|---|---|---|
新規 | 納品物 | パッケージ×5本 | ライセンス証書×1枚 ※1 |
申請書 | 不要 | 発注時に必要 | |
ユーザー登録 | 納品後にお客様にて登録作業 | 不要(メーカー側で登録) | |
ライセンスID | 5つ(個々に振られる)=5契約 | 1つ(集約) =1契約 | |
複数年契約 | 不可(ユーザー登録完了後に可能) | 6年まで一括契約が可能 | |
更新 | 納品物 | ライセンス証書×5枚 ※1 | ライセンス証書×1枚 ※1 |
申請書 | 5枚(5契約分必要) | 1枚(1契約分) |
※1.メール納品となります。納品ウェブサイトからログインして証書をご確認いただきます。
管理・構成
Deep Securityは一元管理ができます
Server Protect | Deep Security Agent | |
---|---|---|
運用面 |
Windows版、Linux版は別管理 |
Windows・Linux問わず、1つのDeep Security Managerで管理可能 |
※Trend Micro Control Managerは無償提供されています。
ライセンス価格
構成次第でDeep Securityの方が安い
Server ProtectはWindows版とLinux版で価格が異なります。
Linuxサーバであれば確実にDeep Securityの方が安価になります。
WindowsとLinuxサーバの混在環境も、Deep Securityの方が安価になるケースが多いです。
Deep Security Agentの最低購入数量の撤廃により、選択肢が広がります。
冗長化構成時の課金対象
冗長化構成を組まれる場合はDeep Securityがオトクに
Server Protectはホットスタンバイ、コールドスタンバイに関係なく、インストールしたプログラム数に応じて課金しました。Deep Securityはアクティブ/スタンバイ構成において、スタンバイは課金対象外となります。
公開サーバ向け
Deep Securityはサーバの用途・使う場所問わず!
Server Protectは基本的には社内サーバ用途にお使いいただけます。(社外公開サーバ用のEA-Pack Server Protectionライセンスは2017年6月30日で新規販売終了となっております。現時点は追加・更新のみのお取り扱いです。)
Deep Securityは社外公開サーバ、パブリッククラウド上問題なく導入いただけます。
ウイルス対策機能
Deep Securityの方が機能が豊富
Server Protectは、シンプルなファイル検索のみです。Deep SecurityはWebからの脅威の出所である不正URLへのアクセスをブロックするWebレピュテーションや、ランサムウェアの検出状況を管理画面にて可視化するなど最新の脅威にも対応しています。基本的にServer Protectのウイルス対策はウイルス対策パターンファイルのみとなり、既知のウイルスファイルに合致したものの検出となります。
機能名 | Server Protect | Deep Security Agent |
---|---|---|
パターンマッチングを用いたスキャン |
○ | ○ |
ウイルス感染自動復旧 | ○ | ○ |
ルートキット対策 | ○ | ○ |
スパイウェア検索 | ○ | ○ |
機械学習型検索機能 | × | ○ |
挙動監視機能 | × | ○ |
ランサムウェアによって暗号化されたファイルのバックアップ |
× | ○ |
実行中のスパイウェアの停止と削除 | × | ○ |
ボット対策 | × | ○ |
スマートスキャン機能 | × | ○ |
Webからの脅威対策機能(Webレピュテーション) | × | ○ |
ウイルス対策以外の機能
Deep Securityはウイルス対策以外にも様々な脅威に対応できます
Server Protectは、シンプルにウイルス対策のみの製品です。
Deep Securityは、サーバの脆弱性を突いた侵入や、改ざん攻撃からサーバを多層的に防御するための機能も提供しています(上位版であるEnterprise版で対応)
機能名 | Server Protect | Deep Security Agent ウイルス対策 | Deep Security Agent Enterprise |
---|---|---|---|
ウイルス対策 | △ | ◎ | ◎ |
Webレピュテーション | ◎ | ◎ | |
ファイアウォール | ◎ | ||
IPS/IDS(侵入防御) | ◎ | ||
アプリケーションコントロール | ◎ | ||
変更監視(改ざん検知) | ◎ | ||
セキュリティログ監視 | ◎ | ||
サポートOS | ○Windows/Linux | ◎Windows/Linux/Solaris | |
管理マネージャ | △Win/Linux別管理 | ◎1台で管理可能 | |
仮想化対応 | ○ホスト型のみ | ◎ホスト型+仮想アプライアンス型 | |
クラウド対応 | ○ | ◎管理マネージャと連携可能 |
ウイルス対策のみの機能比較は上部参照
セキュリティ強化
Deep Securityなら再インストールなしでセキュリティ強化が可能
まずはDeep Security Agent ウイルス対策からスタートし、あとから機能を追加する場合はライセンスキーの入れ替えだけで、プログラムの再インストールをする必要なく機能アップが可能です。サービス停止がありません。(ライセンスは別途購入いただく必要があります)
Server Protect | Deep Security Agent | |
---|---|---|
提供機能 | ウイルス対策のみ | 複数機能が提供されている ・ウイルス対策 ・Webレピテーション ・変更監視 ・IPS/IDS(侵入防御) ・ファイアウォール ・ログ監視 ・アプリケーションコントロール |
機能追加時の作業 | - | ライセンスキーの入れ替えのみ(再インストールの必要なし) |
サポート期限の違い
Deep SecurityならEOLになるまでサポート
Deep Securityはベンダー各社のOSのライフサイクルに依存せず、基本的にDeep Securityのサポート終了日まで、この製品がサポート対象とするOS上での利用をサポートします。
Deep SecurityのWindows Server 2008対応についての詳細はこちらから
Windows Server 2008のサポートの場合
クラウド型 Cloud One - Workload Security
管理サーバ構築不要のクラウド型サーバセキュリティ
もし管理サーバの構築が難しい場合は、クラウド版での選択肢もございます。 Cloud One – Workload Securityなら、管理サーバはトレンドマイクロが提供します。 新しく2021年5月25日よりXDR機能(サーバ向けEDR)も追加され、またラインナップが2種類に変更となり、よりお求めやすくなりました。
クラウド型メリット
メリット1 |
クラウド管理サーバの利用でコスト削減 |
|
---|---|---|
メリット2 | 運用の自動化による作業負荷の軽減 |
|
メリット3 |
常に最新の状態で脅威対策が可能 |
|
関連URL
[ 補足 ] ラインナップ一覧(価格・機能)
仮想環境での利用を想定されている場合は、Deep Security Virtual Appliance(DSVA)によるエージェントレスでの保護も可能です。
*本説明では、赤字の製品を軸にご紹介しております。
課金単位 | 製品名 | 定価※1 (新規) | 不正 プログラム 対策 | Web レピテー ション | IPS/IDS (侵入防御) | ファイア ウォール | 変更 監視 | ログ 監視 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サーバー 課金 |
PKG Server Protection for Windows |
69,000 | ● | |||||
PKG ServerProtect for Linux |
155,400 | ● | ||||||
サーバー 課金 |
Deep Security Agent Enterprise ※2 |
213,000 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
Deep Security Agent Virtual Patch |
125,000 | ● | ● | |||||
Deep Security Agent System Security |
107,000 | ● | ● | |||||
Deep Security Agent ウイルス対策 ※2 |
98,000 | ● | ● | |||||
CPU 課金 |
Deep Security Virtual Appliance Enterprise |
400,000 | ● | ● | ● | ● | ● ※3 |
● ※4 |
Deep Security Virtual Appliance Virtual Patch ※6 |
240,000 | ● | ● | |||||
Deep Security Virtual Appliance System Security ※6 |
210,000 | ● ※3 |
● ※4 |
|||||
Deep Security Virtual Appliance ウイルス対策 |
160,000 | ● | ● | |||||
Deep Security Enterprise Suite ※5 |
630,000 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |
サーバー 課金 |
Cloud One - Workload Security Essential with XDR |
30,000 | ● | ● | ||||
Cloud One - Workload Security Enterprise with XDR |
180,000 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
※1.Deep Security、Cloud One - Workload Securityの定価価格はAランクの価格になります。
※2.Server Protect for Windows, Linux同梱
※3.変更監視機能はファイルの変更監視機能のみとなります。
※4.ログ監視機能を利用する際は、各ゲストOSにDeep Securityエージェントをインストールする必要があります。
※5.Suite版はDeep SecurityのAgentとVirtual Appliance両方のライセンスを含んだ製品です。
※6.※2019/9/30新規ライセンス終息、2022/9/30更新追加ライセンス終息予定
資料ダウンロード

こちらより、Deep Security/Server Protectの比較について、まとめた資料がダウンロードいただけます。