2014年10月9日
株式会社ネットワールド
ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、サーバサイドストレージインテリジェンスをリードする米PernixData(パーニックスデータ)社のストレージ高速化プラットフォームの最新版「PernixData FVP™ 2.0」を発表し、本日10月9日より販売開始します。
「PernixData FVP」は、VMwareのハイパーバイザー内にカーネルモジュールとしてインストールし、サーバに搭載された高速なメディアをキャッシュ化して既存ストレージのI/O性能、レスポンスタイムを飛躍的に高めるソフトウェアです。最新版の「PernixData FVP 2.0」は、従来のフラッシュメモリーに加えてメインメモリー(RAM)をキャッシュとして利用可能にし、また、従来のSANに加えて、NASおよびローカルデータストアにも対応可能にし、ファイル、ブロックなどのあらゆるストレージ環境の高速化が可能となりました。また、データ保護機能も強化しています。
さらに、エディション構成を全5種類に拡充(従来は2種類)して、販売価格の引き下げ、月額サブスクリプションライセンスの追加などにより、小規模企業から大規模なサービスプロバイダーにも対応が可能となりました。
最新版の「PernixData FVP 2.0」は、様々な新機能を備えた上で、既存の環境を大きく変更する必要がなく、短時間で容易に導入できるという点は変わらず、ネットワールドは、ストレージのパフォーマンス向上ニーズに対する画期的なソリューションとして、販売パートナー、ならびにエンドユーザへの普及を加速させる計画で、従来から提供しているPernixData社認定トレーニング「PernixPrime™」と併せて、無償評価版を10月9日より提供する予定です。
近年の調査(※)によるとIT専門家の51%がストレージのパフォーマンスを向上させたいと回答する一方で、容量の増強が必要とする回答は21%にとどまっています。この二律背反を解決するために44%がサーバサイドフラッシュを12ヶ月以内に実装する、もしくはその計画を予定しており、70%が「PernixData FVP」のようなストレージ高速化ソフトウェアの導入に興味を持っています。
「PernixData FVP」は、サーバフラッシュやメモリー(RAM)を仮想化し、低遅延の高速化層を構成します。ストレージのパフォーマンスとキャパシティを分離することで、VMware環境のパフォーマンスを最大化し、ストレージのコストを最小化します。特に、「PernixData FVP」は、VMwareの公開APIを利用しハイパーバイザーに組み込まれて動作するので、仮想マシンや既存のストレージへの変更や再起動は不要で、vMotionやスナップショットなどの機能をそのまま利用可能なこと、読み込み(リード)だけでなく書き込み(ライト)の両方を、耐障害性を備えて高速化可能なこと、クラスター化したサーバ間にまたがってキャッシュを共有可能であることなどが特長です。
※出典:2014 Virtualizationand Storage Report (PernixData社)
従来は「FVP Standard (ライセンス)」、「FVP SMBバンドル」の2つのエディションを提供していましたが、最新版の「PernixData FVP 2.0」は、以下の5つのエディションを提供します。
また、導入を加速するために、ライセンス販売に加えてサブスクリプション形態を追加しました。さらに、販売価格を見直しており、従来の「FVP Standard」は30%以上低価格となりました。
Essentials Plus | Standard | Enterprise | VDI | Subscription | |
---|---|---|---|---|---|
ライセンス単位 | 3ホストの バンドルライセンス (vSphere Essentials Plusでの利用に限定) |
ホスト単位 | ホスト単位 | 仮想デスクトップ数 (初期は200デスクトップ以上、増設は100デスクトップ毎) |
ホスト単位 (月払い) |
制限 | 各ホスト 2CPU(ソケット)、1フラッシュデバイスまで、3ホストで 合計100仮想マシンまで |
各ホスト2CPU(ソケット)まで | 制限なし | 制限なし | 制限なし |
混在クラスタ (FlashとRAM) |
● | ● | |||
単一クラスタ (Flashのみ、RAMのみ) |
● | ● | ● | ● | ● |
サポートする ストレージ (iSCSI, FC, FCoE, NFS, ローカルデータストア) |
● | ● | ● | ● | ● |
ネットワーク圧縮 | ● | ● | ● | ● | ● |
障害ドメイン | ● | ● (オプションで選択可) |
● | ||
DR統合 | ● | ● |
ネットワールドは、最新版「PernixData FVP 2.0」の無償評価版を10月9日より提供する予定です。
また、ネットワールドは、「PernixData FVP」の国内販売を希望するパートナーを対象に、「PernixData」の販売・サポートを行うための専門知識を有することを保証する技術認定プログラムとして、PernixData社認定のトレーニング「PernixPrime」を提供しています。ネットワールドは、パートナーを含めた販売・サポート体制を充実させ、企業やデータセンターの仮想化環境におけるストレージ性能を飛躍的に向上させる革新的なソリューションである「PernixData」の普及促進を一層強化します。
最新の評価版、「PernixPrime」受講の申し込みはネットワールドホームページから受け付けています。
PernixData社はカリフォルニア州サンノゼに拠点を置くスタートアップ企業でOracle Exadataの共同出資者であるPoojan Kumar氏、VMwareのストレージCTOでVMwareのクラスターファイルシステム(VMFS)を開発、10年にわたってVMwareのストレージ関連のイノベーションのアーキテクトを努め、VAAI, VVOLSなどのプロジェクトを始動させたSatyam Vaghani氏によって創業されました。PernixData社は仮想データセンターのストレージの設計と運用を根本から変革することを目指しており、2012年に創業後、2013年の8月6日に旗艦プロダクトであるFVPを市場に投入しています。
株式会社ネットワールドは、ITインフラストラクチャのソリューション ディストリビューターとして、クラウド コンピューティング時代の企業IT基盤を変革する技術製品と関連サービスを提供しています。サーバー、ストレージやネットワーク、そしてアプリケーションやデスクトップの仮想化に早期から取り組み、次世代のITインフラストラクチャのあるべき姿をリードしています。
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