2013年12月24日
株式会社ネットワールド
ITインフラのソリューション・ディストリビュータである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、長野県茅野市が、市内前13の小中学校の教職員用クライアントを仮想化するプロジェクトで、Citrix社XenAppの最新バージョンである「Citrix XenApp 6.5 Platinum Edition」を採用し、実稼働開始したことを発表します。
新しいシステムでは、自宅パソコンからの安全なアクセスを実現するために、SSL-VPNなどの機能を備えた仮想アプライアンス「Citrix NetScaler VPX」も導入しました。また、仮想化基盤には「VMware vSphere」を採用し、今後のユーザ増加やアプリケーション大型化への対応も可能にしました。
クライアント環境は、ユーザインターフェースが通常のWindowsパソコンと変わらないため、利用者である教職員の評価は高く、業務効率向上に貢献しています。また、市内の全校でフォルダを共有できる仕組みを構築し、学校間をまたいだ情報共有や意見交換などに活用されています。
今回のプロジェクトでは、Citrix、VMware製品に加えて、NetApp社のネットワークストレージも新たに導入しています。ネットワールドは、これらすべての製品に関して豊富な実績と経験を持つことから、技術支援をワンストップで提供し、そのサポート体制が高く評価されました。
尚、システムの提案・構築は、ネットワールドのパートナーであるエプソン販売株式会社(本社:東京都新宿区)の松本支店が行ないました。
茅野市は、先進ICTの活用にも意欲的に取り組んでおり、2008年に、市内全13小中学校の教職員約350名が使用するクライアントPCを、ネットワールドが提供するCitrix社のアプリケーション仮想化ソリューション「Citrix XenApp」(当時の製品名は「Citrix Presentation Server」)でシンクライアント化しました。これにより、USBメモリや個人所有PCの持ち帰りに伴う情報漏えいなどの対策として、学校の重要な情報を安全に管理できるようになりました。また、業務処理のために遅くまで学校に残る必要がなくなり、教職員のワークライフバランスを確保する上でも効果を上げました。
そして今回、従来の利点を維持しつつ、使い勝手や利便性の向上により業務環境のさらなる改善を図るために、アプリケーション仮想化インフラの再構築に着手しました。
今回新たに構築された環境では、Citrix XenAppの最新バージョンである「Citrix XenApp 6.5 Platinum Edition」を採用。自宅パソコンからの安全なアクセスを実現するために、SSL-VPNなどの機能を備えた仮想アプライアンス「Citrix NetScaler VPX」も導入しました。
5年前のシンクライアント導入時のインフラはリソース不足が生じていたため、今回、「VMware vSphere」による仮想化基盤上でCitrix XenAppを動作させることでスケーラビリティや安定性の向上を図り、今後のユーザ増加やアプリケーション大型化への対応も可能にしました。
また、ユーザの利便性を高めるために、従来の公開アプリケーション方式から公開デスクトップ方式へ移行し、各教職員がそれぞれ自分のデスクトップ環境を持てるようにしました。ユーザインターフェースが通常のWindowsパソコンと変わらないため、教職員からも分かりやすくなったと好評で、シンクライアントのUSBポートからのデータ取り込みも可能になりました。ちなみに、従来は業務アプリケーションの重要性に応じて2種類のIDを使い分けて運用していましたが、操作や管理が複雑だったため、今回から1つのIDでシステムを利用できる運用に変更したことで業務効率が向上しました。
さらに、市内の全校でフォルダを共有できる仕組みを構築し、学校間をまたいだ情報共有、交流や意見交換などに活用されています。
全小中学校に設置された端末の数は約500台にもなり、これらをすべて更新すると大変な費用が掛かりますが、Citrix XenAppは端末を入れ替えることなく最新の環境を提供可能なことから、コスト削減の面でも大きな効果を発揮しました。
さらに、使い勝手は通常のWindowsパソコンと変わらない上に、利用者へ事前に説明会を行ったこともあり、本番稼動後の問い合わせ件数は以前の1/3程度で、新しい環境への移行は非常にスムーズでした。
茅野市は、今後、地域教育を支える重要な基盤として、マルチメディアコンテンツやタブレット活用などの新たなニーズへの対応も含めて、今回構築したインフラを積極的に活用していく意向です。
人 口 : | 55,719人(2013年9月1日現在) |
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世帯数 : | 22,031世帯(2013年9月1日現在) |
面 積 : | 265.88ku |
概 要 : | 八ヶ岳や蓼科、白樺湖などの豊かな観光資源に恵まれ、縄文の里としても知られている。 |
U R L : | http://www.city.chino.lg.jp/ |
本 社 : | 東京都新宿区西新宿6-24-1 |
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松本支店 : | 長野県松本市村井町南2-21-45 |
設 立 : | 1983年5月 |
事業内容 : | 国内におけるエプソンブランド商品を中心とした情報関連機器販売 |
U R L : | http://www.epson.jp/ |
株式会社ネットワールドは、ITインフラストラクチャのソリューション ディストリビューターとして、クラウド コンピューティング時代の企業IT基盤を変革する技術製品と関連サービスを提供しています。サーバー、ストレージやネットワーク、そしてアプリケーションやデスクトップの仮想化に早期から取り組み、次世代のITインフラストラクチャのあるべき姿をリードしています。
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