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2013年7月29日

株式会社ネットワールド

遠隔画像診断支援サービスのパイオニアのドクターネットが
Citrix NetScaler® VPXとCitrix XenApp®を採用
実データを転送せず、安全にストレスなく遠隔読影できる環境を実現
冗長化と負荷分散で、信頼性・可用性を大幅に向上

ITインフラのソリューション・ディストリビュータである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、遠隔画像診断支援サービスのパイオニアである株式会社ドクターネット(本社:東京都港区、代表取締役 森脇 博信)が「Citrix NetScaler VPX」と「Citrix XenApp」を採用し、患者のプライバシーにかかわる重要な医療画像データを専門医が遠隔地から安全に読影できる信頼性と可用性の高いシステム基盤を構築し、実稼働開始したことを発表します。
従来は物理サーバで構築されていた環境をVMware vSphereに移行、その仮想基盤上で9台のXenAppサーバを稼働させ、読影医向けの画像ビューワやオペレータが利用する業務アプリケーション、オフィスソフトなど、30ものアプリケーションを利用しております。また、セキュアなアプリケーションのアクセスを提供するCitrix NetScaler VPXにより、サービスの安全性が確保され、快適な利用環境を提供しています。
ネットワールドは、Citrix®製品およびVMware製品に関する豊富な実績と経験により、負荷軽減や信頼性向上に関する的確なアドバイスを提供したことなどが高く評価されました。

■導入の背景

CT、MRIなどに代表される医用画像機器(モダリティ装置)は、的確な診断や治療を行う上で欠かせないものですが、画像診断をする放射線診断医の不足が深刻化しており、現在約1万7,000台とも言われる全国のCT、MRIに対して、高度な読影スキルを持つ放射線診断専門医の数はこれを大幅に下回っています。ドクターネットは、この課題に対するソリューションとして、契約する全国300名超※の放射線診断専門医に、全国360ヶ所以上※の病院や医療機関から委託された画像の読影を依頼してレポートを戻す遠隔画像診断支援サービス「Tele-RAD」を提供しており、オペレータが医療機関からの依頼内容と読影医の得意分野をマッチングすることで、極めて高い品質を確保しています。
※2013年5月末現在
医療サービスにおいてはセキュリティ確保が重要課題であり、ドクターネットは、同サービスにおいて、医療画像の実データを読影医に再配信しない仕組みを実現するために、Citrix社のアプリケーション仮想化ソリューションXenApp (導入当時は「Citrix Presentation Server」)を2005年に採用し、自社のデータセンタで利用してきましたが、従来の物理環境ではWeb Interface用サーバが冗長化されていない問題があり、VMware仮想環境への移行を図り、信頼性・可用性の高いシステムに刷新しました。

■採用のポイントと導入成果

遠隔画像診断支援サービスを支える新たなインフラは、2012年末より本稼働を開始しました。現在はVMwareによる仮想化基盤上で9台のXenAppサーバが稼働しており、読影医向けの画像ビューワやオペレータが利用する業務アプリ、オフィスソフトなど、30ものアプリケーションが利用されています。
最新のモダリティなどでは数千枚もの高精細画像が出力されることがありますが、XenAppにより、こうした大容量データも快適に利用可能な環境を実現しており、また、サービスの安全性を確保するために、外部からXenAppサーバへのアクセスにはセキュアなアプリケーションのアクセスを提供するCitrix NetScaler VPXを活用。これをXenAppの「Web Interface」の負荷分散装置としても利用することでシステムの安定性向上を図っています。
XenAppを活用して一元管理することで、医療機関からの読影依頼と読影医を的確にマッチングすることができ、クライアント側は「Citrix Receiver」を導入するだけなので負担がかかりません。また、CTやMRIの画像を読影する際には大量のスライス画像を高速にめくっていくスピードが要求され、マンモグラフィーでは細かい部分もつぶれずに読影できる高画質さが要求されるなど読影ニーズが異なるので、最適な形で読影医に画像を提供するなど、きめ細かな制御も容易に行えるXenAppが評価されています。
ドクターネットは、主力の遠隔画像診断支援サービスであるTele-RADをはじめ、Tele-RADのクラウド型読影環境のみをASPサービスで提供する「Virtual-RAD」や、読影環境のオンプレミス構築を実現する「Flex View」など多彩なソリューションを展開していますが、今後もインフラの改善を継続実施し、サービス内容の強化やさらなる品質向上を追求していく計画です。

■導入構成イメージ

システム構成図

Citrix製品情報

VMware製品情報

■株式会社ドクターネットについて

本 社 : 東京都港区芝大門2-5-5
設 立 : 1995年1月
資本金 : 1億円
事業概要 : 遠隔画像診断支援サービス、ITソリューション事業(医療画像・情報管理システムなど)、メディカルイメージング事業
U R L : http://www.doctor-net.co.jp/

■株式会社ネットワールドについて

株式会社ネットワールドは、ITインフラストラクチャのソリューション ディストリビューターとして、クラウド コンピューティング時代の企業IT基盤を変革する技術製品と関連サービスを提供しています。サーバー、ストレージやネットワーク、そしてアプリケーションやデスクトップの仮想化に早期から取り組み、次世代のITインフラストラクチャのあるべき姿をリードしています。

http://www.networld.co.jp/

本事例の詳細

■ 報道関係者お問い合わせ先

株式会社ネットワールド
マーケティング本部MARCOMグループ

■ 製品ならびにご購入に関するお問い合わせ先

株式会社ネットワールド

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