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2006年5月19日更新
現在siシリーズのv6.0において下記の7箇所の不具合が確認されております。
不具合の起こる環境とそれに対する対処方法を掲載されておりますのでご確認ください。
(シングルインターフェース環境/ディアルインターフェース環境において)siシリーズのInternalスイッチ上のポートの差し替えを行った際、差し替えを行ったサーバ、HUBで通信障害が発生する。
siシリーズに内蔵されているInternalスイッチのmacアドレス学習機能によるものです。近く対応予定です。
下記対処法のどちらかを実施してください。
・ポート差し替えを行ったサーバ、HUB上のノードよりsiシリーズのInternalのIPアドレスにPingを実施する
・siシリーズにrootでログインし、下記コマンドを実施する。
上記作業により、新規ArpリクエストがInternalスイッチ上にFloodingされます。それによりInternalスイッチ上の該当ノードのMacエントリがリフレッシュされ、通信が復旧します。
*確認方法
WEB管理画面上から「View」→「Cluster-Summary」を実行し、通信障害のサーバがGreenで表示されているか確認してください。
(シングルインターフェース環境において)Single Networkでのリダンダント構成時、HA間の同期が上手くとれない。
WEB管理画面上で確認すると、どちらもPrimaryになっている。
WEB管理画面のCGIの不具合により、リダンダントに必要な設定情報が反映されないため。
ファームウェアv6.03にて不具合修正済み
下記設定シートにリダンダントに必要な設定項目を記述してFTPにより、siシリーズにファイルをアップロードして下さい。
TYPE: 2
PUBLIC_IF: fxp1
SERVER_IF: fxp1
SIBLING_IP_PUBLIC_IF: x.x.x.x
SIBLING_IP_SERVER_IF: x.x.x.x
ROUTER_ADDRESS: x.x.x.x
ENVOY_ADDRESS: 0.0.0.0
NATD_FLAGS: -a RUNCMD:
この設定シートをテキストにコピー&ペーストして、x.x.x.xの項目を埋め拡張子なしのeq.staticというファイル名で保存して下さい。
※できるだけ 文字コード/EUC 改行コード/LF で保存願います。
文字コード/Shift-JIS 改行コード/CRLF でアップロードされるとのちの誤動作の元となる可能性もございますので注意して下さい。
SIBLING_IP_PUBLIC_IF: リダンダント相手のE250iのアドレス
SIBLING_IP_SERVER_IF: リダンダント相手のsiシリーズのアドレス
ROUTER_ADDRESS: リダンダントした時の、仮想ゲートウェイアドレス
(シングルインターフェース環境/ディアルインターフェース環境において)Web管理画面上でクラスタ/サーバの追加・削除などを実行した直後に画面の更新を行うと"Internal Server Error"などのエラーが表示される。
URLにCGIの引数が残ってしまいそれを実行してしまうため“Internal Server Error”などのエラーが表示されます。既に実行済みの処理を再実行したためです。
ファームウェアv6.03にて不具合修正済み
URLのCGIの引数部分を削除し、更新をかければ正常時の画面に戻ります。通常でも、WEB管理画面上で更新をかけたいときはこのように引数部分を削除してから実行して下さい。
(シングルインターフェース環境/ディアルインターフェース環境において)Clusterに設定してある複数のServerの内、一つをDeleteする と、残りのServerの一つがServer0.0.0.0:0という存在しないサーバへと表記が化けることがある。その後、そのServerに関しては Active、Total Connectionsなどのカウンタがアップしない。
WEB管理画面のCGIによる表記上の問題です。この現象によるサービスへの影響はありません。
ファームウェアv6.03にて不具合修正済み
該当のClusterに新たにServerを追加する、もしくはリブートを実行することで、表記はは元に戻ります。
PASV FTPが動作しない。
「Equalizer Parameter」→「Change Equalizer Parameters」→「TCP/IPタブ」→「Use Passive FTP Transtlationのチェック」を行ってもFTPクラスタをPSVモードで動作させることができない。
ファームウェアv6.03にて不具合修正済み
※FTP PORTモードでの通信は問題ございません。
Outbound NATを設定した際、通常のクラスタの通信ができない。
「Equalizer Parameter」→「Change Equalizer Parameters」→「TCP/IPタブ」→「Enable Outbound Network Address Translationのチェック」
を行った際、通常のクラスタの通信ができなくなる。
クラスタは通常、サーバからの応答パケットのソースIPをクラスタのVIPへ変換して、クライアントに転送しています。しかし、Outbound NATを併用した場合、この応答パケットのソースIPをVIPでなく、OutboundNATで使用するEqualzierの実IPへ変換しまうため、ク ライアント〜サーバ間のコネクションが確立できなくなってしまいます。
ファームウェアv6.03にて不具合修正済み
・「Cluster Prameters」→「Plot Cluster History」→「Plotボタン」
・「Server Parameters」→「Plot Server History」→「Plotボタン」
上記、Plot表示の操作を行った際、選択内容がグラフ描画に反映されることなくWEB管理画面のトップへリンクしてしまう。
※本来は、カテゴリを選択し、Plotを押すことで選択内容をグラフ描画に反映させることが可能です。
ファームウェアv6.03にて不具合修正済み
Event Handringでアラートメールの設定をしてもメールの送信ができない。
*Event Handring設定例
/usr/sbin/sendmail admin@eqtest.com
ファームウェアv6.04にて不具合修正済み
コンソールから下記オペレーションを実施していただくことによりアラートメールの送信が可能になります。
rootでログイン
#chown root /usr/libexec/sendmail/sendmail
#chmod 4755 /usr/libexec/sendmail/sendmail
#rm /etc/mail/submit.cf
UDPクラスタ作成時、サーバ側でUDP Checksum Errorが発生し、正常な通信が行えない。
siシリーズ上でクラスタIP → サーバ実IPへのNATの際、UDPパケットのChecksumフィールドの変換が必要になります。
この変換に一部不具合がありサーバ側でChecksumのエラーが発生していました。
ファームウェアv6.04にて不具合修正済み
siシリーズでは、現在ご要望のユーザ様に限り修正パッチによる機能提供を行っています。
ただし、次期ファームウェアv6.04にはこの機能が含まれるため、弊社ではこちらのリリースをお待ちいただいてからのご導入をご推奨いたします。
*修正パッチに関しては弊社サポート窓口にお問い合わせ下さい。
*E350/450では現在のファームウェアバージョンで設定が可能です。
*またUDPのクラスタ作成時には制限事項がございます。
*該当ファームウェアv6.03
HotSpareに設定したサーバがCluster Summary表示で、Yellow: HotSpare ではなく、Green: Active で表示される。
ファームウェアv6.04にて不具合修正済み
Cluster Summary表示上の不具合です。
HotSpare機能は正常に動作いたします。
Single Network構成でInternalインターフェイスと使用しないExternalインターフェイスを同一ネットワークアドレスで設定してしまうと、Internalに設定したアドレスが有効化されません。