負荷分散は複数のサーバにアクセスを振り分ける技術である。
しかし、ECサイトなどでは単純にアクセスを分散してしまうと、ユーザがリクエストを行う度に毎回接続するサーバが変わってしまい、途中だった処理が完了できなくなってしまう場合がある。例えば入力したはずのデータが消えてしまったり、カートに入れたはずの商品が消えてしまい決済に進めなかったりする事がある。
これを防ぐために、同一ユーザーからのリクエストは同一セッションとして前回接続したサーバへ再度接続させる機能が必要になる。
イコライザーは2つの方式でPCやスマートフォンからのアクセスのセッション維持を行う。
※1 Match Rulesとは、あらかじめ設定した条件を元にアクセスを振り分ける機能である。例えばサーバ側でクライアントからのリクエストに対してサーバIDを付与する設定をする。またイコライザーではそのIDを元に分散するサーバを決定する設定を行うと、クライアントからのID付リクエストを元に同一のサーバへアクセスを振り分ける事ができる。これで従来型携帯電話でも前回と同じサーバへトラフィックを振り分ける事が可能となる。
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